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現在、全国的に少子高齢化が進み、特に中山間地域では急速な過疎化現象が問題視されております。今回の「国東半島田舎ぐらし構想」も原点はそこにあり、「田舎ぐらし」の素晴らしさを改めて考え始めました。
さて、自然や文化、資源など人々を幸せにする力を潜在的に有しながら、全く持って活用されていないこの「田舎」には、いったい何が足りないのでしょうか?それは、私を含めた現代人の意識改革だと考えます。
まず「田舎ぐらし」という言葉を利便性で毛嫌いするのが一般的な考え方だと思いますが、現在の癒しブームは、この便利すぎる世の中が生み出したもので、本来、人間が求める住むべき環境とは余りにもかけ離れたものではないでしょうか?利便性を求めるが故に失いかけているもの、それが「自然・文化・資源」であり、人々を幸せにする力なのであります。
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これからの「田舎」に求められるもの、それはあまりにも急ぎすぎている都市との「格差」解消ではなく、都市との「違い」を活用することです。生活水準の低い田園地域においては、ただ忙しいだけの時間に追われる必要もなく、家族が向き合う時間も増え、都会の子供達に人気の田舎体験がそのまま生活へと変わります。 この「田舎ぐらし」をより一層、究極の癒しにしていこうと考えたのが、「国東半島田舎ぐらし構想 臼野プロジェクト」です。
構想のコンセプトは「田舎ぐらし」「地域の交流」「地域産業の振興」の3つからなり、自分の時間・空間・自己実現・健康な暮らしをテーマにしたゆったりした田舎ぐらしを地域の交流につなげ、結果的に地域の産業振興にも役立つものにすることです。将来的には一つの集落を形成し、農業、小さな産業なども取り入れた、雇用対策も含めたな宝石のような村にしていきたいと思っています。
他県からも愛され、守られる宝石のような小さな小さな村には、開発など無関係な大自然とこまやかな人情が背景にあり、後世までそのスタンスを崩されることなく受け継がれるでしょう。
「田舎ぐらし」そこには、未知なる可能性と期待が秘められています。 |
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